富山大学医学部同窓会

富山大学医学部同窓会公式サイトごあいさつ

会長あいさつ

2024年10月23日

会長
富山赤十字病院小児アレルギーセンター長
富山大学名誉教授

足立 雄一(医学科 昭和57年卒)



2024年9月の総会で本会の会長としてご承認いただきました足立雄一です。それまでは理事長として2024年1月に急逝された田淵英一会長のもとで庶務等を担当していました。これからは同窓会全体を牽引するという大きな責務を担うこととなり、身の引き締まる思いです。


私は、1976年に富山大学医学部の前身である富山医科薬科大学医学部の一期生として入学して以来、2023年3月に小児科教授を定年退官するまで40年以上にわたって本学に在籍してまいりました。開校当初、富山中部高校の旧校舎を間借りしてわずか100名からスタートしたものが、50年の月日を経て6000名近くの卒業生を輩出するに至り、そして卒業された皆さんが医師、看護師、研究者など医療の幅広い分野において、富山で、全国で、そして世界で活躍しておられることに深い感銘を覚えると共に本学医学部の卒業生であることを誇りに思っています。


医学部同窓会の会員数は今では4500名余りとなり、「会員相互の親睦を図り、母校の発展並びに医学の進歩に寄与すること」を目的として種々の活動を行なっています。会員相互の親睦を深めるために、同窓会誌を定期的に発行するとともに、ホームページやSNSを通して情報発信を行なっています。また、キャンパス祭、謝恩会、学生と教員との定期交流会、病院コンサートなどキャンパスや病院内のいろいろなイベントへの支援も定期的に行っています。そして、母校や医学の発展のために、2014年に完成した研究棟「医薬イノベーションセンター」の建設用資金の一部を、また50周年記念事業でも「医学部シミュレーションセンター(仮称)整備」に対して同窓会としてまとまった額を寄贈しました。


さて、お気づきの方もおられるかと思いますが、今回同窓会のホームページを、より見やすく、よりアクセスしやすいものになるように一新しました。時々アクセスしていただき、活動内容をチェックいただければ幸いです。今後は、会員同士の親睦をさらに深めるために、同期会の開催情報なども掲載していく予定にしておりますので、ご活用いただければ幸いです。


最後になりましたが、会員の皆様の益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。今後も富山大学医学部同窓会が会員の皆様ならびに医学部にとって有益な活動を継続できますように、引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


理事長あいさつ

2023年7月5日

理事長
富山大学
医学部 整形外科教授

川口 善治(医学科 昭和63年卒)



2023年4月より富山大学医学部同窓会理事長を仰せつかりました川口善治です。私は1988年(昭和63年)に富山医科薬科大学医学部を卒業しました。大学医学部の卒業生としては第7回生となります。我々の先輩で、第1回生であり理事長職を長くお勤めになられた足立小児科前教授の後を受けて、この度大役を担うこととなりました。私は、これまで同窓会の活動には理事として会議や入学式、卒業式などの式典に参加させていただいておりました。また現在は富山大学医学部整形外科教授として診療、研究、教育に携わらせていただいております。同窓会員の皆様におかれましては、この場を借りてご挨拶をさせていただきたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。


1975年に開学した富山医科薬科大学は、途中富山大学に名称を変更いたしましたが、医学部としては2025年に50周年を迎えます。建学の理念は「里仁為美」(論語)(仁におるをよしとなす)であり、これは仁の精神(思いやりの心)で何事にも取り組むべきということを意味します。杉谷キャンパスの入り口には当時の文部大臣 永井道雄氏による揮毫の碑が建てられており、ご存じの方も多いと思います。設立当初の医学部は医学科のみでありましたが、1993年より看護学科が併設され2005年再編・統合により富山大学医学部となりました。現在までに医師3958名、看護師1707名、保健師1859名、助産師128名を輩出し、これらの卒業生が保健、医療、教育、研究、行政の各領域で活躍しています。アカデミアにおいても卒業生が教育職を務める教室が増えてきています。また富山県医師会長である村上美也子先生や富山県議会議員の種部恭子先生も富山医科薬科大学の卒業生です。


50年といいますと思い出されるのは、論語の「五十知名」、すなわち「五十にして天命を知る」、という言葉です。我々の富山大学医学部の天命は何でしょうか?私は、第一に地域医療への貢献を上げたいと思っております。富山の医療は我々富山大学医学部の卒業生が責任を持って担う、そのような心掛けで富山大学附属病院を中心とした関連病院では患者さんに信頼される医療を行う必要があると思っております。また第二に大学の医学部では、最先端の研究を展開しこれを世界に発信することも当然求められております。オリジナリティーのある発想からその成果を世の中に問うという姿勢が必要であり、アカデミアとしても内外から期待されるところでありましょう。さらに第三にこれらを担う有意な若い医療人、研究者を継続的に育てるという教育も重要であると考えています。富山大学医学部の発展は卒業生の貢献なくしてはありえません。志を同じくする仲間を増やすために今後の学部および卒後教育に大いに期待したいと思っております。


同窓会という組織は、もちろん同窓生間の親睦・懇親、母校・後輩への後援などを目的としております。中でも私は、富山大学医学部同窓会は、富山で医学を学びたいと思った同志が集い、富山大学で学んだことを誇りに思って、同窓会員が人と人との繋がりを大切にする組織でありたいと思っております。2025年には開学50周年を記念し、記念事業として教育センターの設立や種々の講演会などのイベントを計画しています。同窓会員の方々には、物心両面にわたってご協力を仰ぐことになろうかと思います。何卒ご理解、ご協力のほど心よりお願い申し上げます。